接触後の排尿時の違和感、痛み、残尿感、尿道口からの膿など

  • 2022.07.28

接触後、排尿時に違和感、痛み、残尿感などを認めるときは尿道炎や前立腺炎が考えられます。尿道炎は、淋菌・クラミジアだけではありません。それ以外の菌も考えられます。ちなみに、クラミジアは無症状の事もありますので気を付けてください。よくパートナーが指摘され受診されることも多いです。女性がクラミジアになると色々気を付けなければいけないことがあり注意が必要です。パートナーのためにも気をつけましょう。治療方針は、症状・経過をみながら、検尿・尿を用いたその他の検査・エコーなど状況をみて考慮し治療して...

膀胱炎について

  • 2022.07.28

膀胱炎は基本的にほとんどが女性に発症します。2つに分類され単純性膀胱炎と複雑性膀胱炎です。単純性膀胱炎は一般的に若年者から高齢者と幅広く発症し、抗生剤を1種類かまたは何種類か使用し治癒する膀胱炎です。こちらに関しては、とにかく継続して内服して頂き、大事なことはちゃんと効果判定のため再度受診して検尿を行うことが大事です。市販のお薬でも症状はなくなることはありますが、実は検尿では汚れている、、こともあります。膀胱の状態によっては、またすぐに再発する難治性膀胱炎の患者さんもたまにおられ苦渋することも...

男性における陰部の違和感、排尿時痛、尿道の違和感、残尿感、射精痛、睾丸痛、睾丸の違和感、睾丸が握られるよう感じ、大腿部がしびれる、肛門痛など

  • 2022.07.28

男性で上記の症状があるときは慢性前立腺炎を疑います。症状の出方は、患者さんにより様々です。勿論、その方の症状の経過や既往歴などの問診もふくめて考慮します。とにかく、慢性前立腺炎は患者さんにとっても、医師にとっても難しい病気です。慢性前立腺炎は細菌性と非細菌性があり後者も多く認めます。原因は多々報告されておりますが、はっきりしておりません。それだけに治療も様々な薬を使用し根気よく内服の継続性と行動療法が重要です。抗生剤や植物製剤や漢方や安定剤などを使い分けます。医療従事者もまずは、痛みなど少しで...

神経因性膀胱(低活動膀胱)

  • 2022.07.28

今回は、神経因性膀胱(低活動膀胱)についてです。皆さん、頻尿=過活動膀胱を考える人が多いですが、同じ症状でも病態的には全く異なる神経因性膀胱(低活動膀胱)があります。実際、臨床では内科の先生方も間違えて処方している先生もいます。間違えて処方していると改善しないどころか、症状が悪化し腎機能障害の増悪も考えられます。原因は、糖尿病、脳の疾患、神経の疾患、加齢など色々あります。そこを鑑別するには、基礎疾患など問診、症状、腹部エコーは勿論、根気よく患者さんの臨床経過を見極める必要があります。また、神経...

排尿管理について

  • 2022.07.28

12月に入り、やはり頻尿、尿漏れが増えています。泌尿器科は、まず検尿を行い尿の状態を確認します。残尿など認めないか超音波検査にて尿路の確認を行います。そのうえで、基礎疾患や他の症状も考慮し鑑別診断を行い、最終的に過活動膀胱による頻尿、尿漏れであれば内服を開始します。内服は近年種類が増えており、膀胱に対する作用も異なっております。それを患者さんの排尿状態や基礎疾患など考慮し開始していきます。ただし、その間に膀胱訓練などの行動療法も重要です。それを行わなければ中々改善しません。ある程度の期...

そろそろ頻尿・尿漏れの悪化の可能性が・・・

  • 2022.07.28

寒い時期が近づいてきました。膀胱は冷えに敏感です。今は症状がない方もすでに内服し安定している方も悪化する可能性があります。下腹部や下肢を暖めることは膀胱の血流を改善し予防の効果があるといわれています。是非試してください。それでも悪化する方は、頻尿や尿漏れを改善する薬は現在沢山でております。最近では新たに新薬も出ております。泌尿器科では、ちゃんと問診を行い、患者さんに合う薬を処方していきます。内服の継続は大事ですが、効果がないのに無駄に処方することは行いません。お悩みの方は泌尿器科に受診...

尿路結石

  • 2022.07.28

暖かくなれば比較的結石の患者さんは増えます。原因としてはやはり水分摂取不足です。発汗が多くなり、身体の水分が少ないと結石は増える傾向があります。他の原因もありますが、結石がなりやすい患者さんはまずは水分をよくとりましょう。突然の腰痛や血尿を認めた方は専門の医療機関に受診してください。  当院は医療ビルの前には4台、徒歩1分のところに提携駐車場があります。泌尿器科は遠方からも受診される方が多く、寝屋川市・守口市は勿論、四条畷市、大東市、旭区、鶴見区からも受診されます。 その他...

頻尿・尿漏れに対する排尿管理について

  • 2022.07.28

先日、某メーカーの研究会が国立京都国際会館で行われました。その講演会の中で、膀胱には低活動膀胱(排尿する力が乏しい膀胱)が蓄尿障害を認める患者の30%に含まれると報告されていました。原因は色々報告されています。大事なことは、過活動膀胱が比較的皆さんに周知されていますが、薬を処方する際にはその30%の低活動膀胱の可能性も含め常に残尿の状態を把握していなければいけません。それを怠っているといつの間にか残尿が多い状態となり、感染や腎機能障害の可能性がでてきます。そして症状も改善しません。専門...

過活動膀胱が悪化すると…

  • 2022.07.28

頻尿・尿漏れは、たかがおしっこと侮れません。悪化すれば車や電車に乗ることが億劫になり、旅行は勿論外出をすることが嫌になり生活の質が低下します。また、過活動膀胱が夜間に認める夜間頻尿を発症すれば、高齢の方はトイレに行く時に転倒し、太ももの骨折を併発することがあります。結果、生活の質が低下、時には認知症を発症し寝たきりの原因の1つとして報告されています。頻尿・尿漏れは内服で改善します。ただし、直ぐには効果がでませんので継続と根気が必要です。また、膀胱訓練などの行動療法も頑張りましょう。 ...

接触後の尿道の違和感、尿道口からの膿など認めたときは

  • 2022.07.28

接触後に排尿時痛や尿道の違和感、膿がでたときは雑菌による尿道炎、淋菌性尿道炎、クラミジア性尿道炎、前立腺炎を考えます。淋菌は比較的経過と症状で判断できます。ただし、クラミジアと前立腺炎は症状が似ています。検査をしなければわかりません。お悩みの方は受診してみましょう。 当院は医療ビルの前には4台、徒歩1分のところに提携駐車場があります。(泌尿器科は遠方からも受診される方が多く、寝屋川市・守口市は勿論、四条畷市、大東市、大阪市旭区、鶴見区、城東区からも受診されます。)頻尿・尿漏れ(前...