若年層でも起こるED――「自分は関係ない」と思っていませんか?
- 2025.09.25
院長通信をお読みいただきありがとうございます。やすだ泌尿器科クリニック院長の安田 宗生です。
40代以下の方は「年齢的にEDはまだ先の話」との認識が一般的かもしれませんが、実はそうとも限りません。
20~40代でも、勃起の立ち上がりが悪い・途中で萎える・硬さが不足するなどのご相談は珍しくありません。今回は若い世代のEDの特徴と今日からできる対策、そして受診の目安を日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医が解説します。
若年層EDの“よくある誤解”
一度の失敗=EDではありません。疲労や飲酒、緊張による一過性の不調は誰にでも起こります。
また、性欲の有無とEDは別問題といえます。性欲があっても血流・神経・心理のどこかにブレーキがかかると勃起は不十分になります。
そして、「朝立ちがある=EDではない」とは言い切れません。心因性が原因のEDでは、朝の自然勃起が保たれる一方、性的場面でうまくいかないことがあります。
若年層EDの主な原因(年代特有の背景を含む)
【心因性要因】
・パフォーマンス不安、失敗体験の記憶
・初回性交、新しい相手、避妊への過度な緊張
・仕事、学業、人間関係のストレス
・うつ、不安障害などメンタルの不調
【薬剤・疾患が原因】
・一部の抗うつ薬・抗不安薬・降圧薬などで勃起や射精に影響が出ることがあります。
・AGA(男性型脱毛症)治療薬の一部で性機能への影響が報告されることがあります(個別評価が必要)。
・甲状腺・内分泌の異常、糖代謝の乱れなど器質的要因が隠れることも。
【性行動のパターン変化】
・強い刺激に慣れた自慰スタイル(圧迫や過剰なスピード・握力など)
・映像コンテンツの刺激過多で、実際の場面とのギャップが生じることも
→ 刺激の閾値が上がり、通常の性的刺激では立ち上がりが鈍くなるケースがあります。
自宅でできるセルフチェック(目安)
・3か月以上、「勃ちにくい・維持しにくい」が繰り返す
・硬さ不足で挿入が難しい、または途中で萎えることが続く
・朝の自然勃起が減った/弱くなったと感じる
・心理的に不安が強く、性的場面で緊張が高まる
※当てはまる項目が多いほど医療相談の優先度は高くなります。正式な診断は医師が行います。
💡若年層EDは「治りやすい」ことが多い
原因が可逆的(戻せる)であるケースが多いため、適切に介入すれば改善が見込めます。
生活を整える
睡眠:就床1~2時間前はスマホ・ゲーム・動画をオフ、寝る時間を固定
飲酒:性交前の過度な飲酒を避ける/休肝日をつくる
運動:下半身中心の有酸素+筋トレで血管機能を底上げ
禁煙:血流改善の最短ルート。電子タバコも控えめに
自慰の見直し:過剰な圧・スピード・刺激を段階的に減らす(“刺激のリセット”)
メンタルへのアプローチ
・パフォーマンス不安には認知行動療法的な考え方が有効
・パートナーとのコミュニケーション(焦らず、成功体験を積む場づくり)
医療的アプローチ
・ED治療薬:(PDE5阻害薬):適切に用いれば若年層でも高い効果が期待できます。
・薬剤の見直し:内服中の薬が関与する場合は主治医と調整。
・必要に応じ検査:血液(糖・脂質・ホルモン)、甲状腺、場合により陰茎血流の評価など。
受診のタイミング(迷ったら早めがコツ)
・3か月以上の不調が続く/再発を繰り返す
・日常や対人関係に影響が出てきた
・薬の影響や基礎疾患が心配
・自己流の工夫で変化が乏しい
若いうちに整えておくほど、改善と再発予防がスムーズです。
よくある質問(若年層編)
Q. 一度失敗してから毎回不安です。薬に頼りすぎませんか?
A. まずは成功体験を取り戻すことが最優先。短期間、薬の力を借りる選択は合理的です。並行して生活・心理面を整え、いずれ薬が不要な状態を目指します。
Q. サプリや精力剤で様子見はダメ?
A. 成分・品質が不明なものも多く、医薬品ほどの効果・安全性は担保されません。医師が体調と併用薬を確認した上で、適切な薬を選ぶのが安全です。
Q. 薬は若いと効きすぎて危険?
A. 用量調整を行えば安全に使用できます。胸痛薬(ニトログリセリン等)との併用など禁忌があるため、必ず医師に相談を。
まとめ――「若いから大丈夫」より「今整えておく」
・若年層のEDは心因性と生活要因の比重が高く、改善しやすい
・3か月以上の反復や日常への影響があれば受診を
・当院なら初診からオンライン診療(電話診療)で、人目を気にせず治療開始可能
生活・メンタル・薬の三方向から整え、再発しにくい土台を作りましょう
「自分はまだ若いから」と我慢せず、まずはお気軽にご相談ください。門真市をはじめ大阪エリアの皆さまのプライバシーに最大限配慮し、あなたに合う最短ルートで改善をサポートします。
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当院のED治療の特長
●初診からオンライン診療に対応
「他の患者さんに会うのは抵抗がある」という方には、初診からお電話(オンライン診療)でご相談いただけます。
☆ED治療薬は院長名でご自宅に郵送。来院せずにED治療薬を受け取れるため、プライバシーに配慮した形で治療を始められます。
●ED治療薬は1錠から処方可能
バイアグラ・シアリス・レビトラなど、体質やライフスタイルに合わせたお薬を泌尿器科専門医のアドバイスでお選びいただけます。
●再診以降はスムーズに
再診(2回目)以降はLINEでのご注文も可能です。忙しい方でも無理なく治療を継続していただけます。
電話によるオンライン診療
「人と顔を合わせずに治療を受けたい」という方でも、当院なら初診からオンライン診療でED治療薬をご自宅で受け取れる体制を整えております。お気軽にご相談ください。
・当院では初診・再診費用は不要で、ED治療薬だけのお支払い。
・お支払いは各種クレジット決済、ご来院の場合はPayPayもご利用いただきます。
基礎疾患やお薬について不明点があり、診察室で医師に直接相談したい、という方も大歓迎です。
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