一時的な勃起不全とEDの違い ― 医学的な視点から解説

  • 2025.09.23

「勃たないことがある=ED」ではない

院長通信をお読みいただきありがとうございます。やすだ泌尿器科クリニック院長の安田 宗生です。
引き続き、ED(勃起障害)について日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医が解説します。

性行為の際に「今日は勃ちにくい」「途中で萎えてしまった」といった経験は、誰にでも起こり得るものです。
しかし、そのような一時的な不調がすぐにED(勃起障害)と同義になるわけではありません。

一時的な勃起不全の例

・強い疲労や睡眠不足が続いていた
・飲酒量が多かった
・精神的な緊張やストレスでリラックスできなかった
・初めての相手との関係で心理的に不安が強かった

このような要因は一過性のもので、体調や環境が整えば自然に回復することが多いのです。

医学的に定義される「ED」とは

EDは医学的に「性交に十分な勃起が得られない、あるいは維持できない状態が持続的または反復して起こること」と定義されています。
つまり、一度や二度の失敗ではなく、慢性的に勃起不全が続いていることがEDと診断される条件です。

EDの診断の目安

・3か月以上にわたり性交に必要な勃起が得られない
・勃起の硬さや持続力が明らかに低下している
・性生活において本人またはパートナーが不満を感じている

このような状態が繰り返される場合、EDとして医師の診察・治療が必要になります。

なぜ一時的な勃起不全が起こるのか

一時的な勃起不全は多くの場合「心因性要因」によるものです。
・精神的ストレス:仕事や人間関係による緊張
・パフォーマンス不安:「また失敗するのでは」という焦り
・環境要因:慣れない場所やプライバシーの欠如

これらは一時的に交感神経を優位にし、勃起に必要な血流を妨げます。しかし、生活環境や心理状態が改善されれば回復するケースがほとんどです。

慢性的なEDの背景にあるもの

一方で、持続的に勃起不全が起こる場合は「器質的要因」が関与していることが多く、注意が必要です。

・生活習慣病(糖尿病・高血圧・脂質異常症)による血管障害
・動脈硬化による陰茎血流の低下
・テストステロン低下による性機能の衰え
・前立腺手術や外傷による神経障害

これらは放置して自然に治るものではなく、医療的介入が必要になります。

自己判断では区別が難しい

「単なる一時的なものだろう」と思っていたら、実は生活習慣病が背景に潜んでいた…というケースも少なくありません。
逆に、「自分はEDだ」と思い込んでしまい、実際には心理的な要因が一時的に影響していただけという場合もあります。

つまり、一時的な勃起不全とEDを正確に見分けるには、医師の診断が不可欠です。

受診を検討すべきサイン

以下のような場合には、早めに泌尿器科専門医にご相談することをおすすめします。

・3か月以上、十分な勃起が得られない
・朝立ちもほとんど見られない
・性行為の途中で萎えてしまうことが繰り返される
・勃起の硬さが明らかに弱くなった
・パートナーを満足させられなくなった

ED治療は人知れず始められる

ED治療を受けたいと思っても、「クリニックで他の患者さんと顔を合わせるのが恥ずかしい」と感じる方は少なくありません。

当院では、初診からオンライン診療(電話診療)でED治療薬を受け取ることが可能です。
スマートフォンを使って医師と電話で問診し、そのまま自宅に薬を配送できるため、来院の手間や人目を気にする必要がありません。

治療薬による改善効果

ED治療薬(PDE5阻害薬)は、多くの方に有効性が確認されています。
・バイアグラ(シルデナフィル)
・シアリス(タダラフィル)
・レビトラ(バルデナフィル)
これらは陰茎への血流を改善し、自然な性的刺激に応じた勃起をサポートします。

ただし、持病や他のお薬との併用によっては使用できない場合もあるため、必ず医師の診察を受けて医師の管理の元、ED治療薬を使用することが大切です。
例えば、泌尿科領域では前立腺肥大症がEDに密接に関連がありますので、前立腺肥大症治療と同時にED治療を行うことが可能です。

まとめ

・一時的な勃起不全は、疲労・飲酒・心理的要因などで起こる一過性の現象
・EDは「持続的または反復する勃起困難」で、医学的に診断される病気
・自己判断で区別するのは難しく、医師の診察が必要
・当院では、初診からオンライン診療で治療薬を受け取れるため、人目を気にせず治療を始められる

「最近うまくいかないことが増えた」「これはEDなのか不安」という方は、ぜひ一度専門医にご相談ください。
早期に適切な治療を受けることで、安心して性生活を取り戻すことができます。

当院のED治療の特長

●初診からオンライン診療に対応
「他の患者さんに会うのは抵抗がある」という方には、初診からお電話(オンライン診療)でご相談いただけます。
☆ED治療薬は院長名でご自宅に郵送。来院せずにED治療薬を受け取れるため、プライバシーに配慮した形で治療を始められます。

●ED治療薬は1錠から処方可能
バイアグラ・シアリス・レビトラなど、体質やライフスタイルに合わせたお薬を泌尿器科専門医のアドバイスでお選びいただけます。

●再診以降はスムーズに
 再診(2回目)以降はLINEでのご注文も可能です。忙しい方でも無理なく治療を継続していただけます。

⇒ED治療の詳細はこちらのページをご確認ください。

電話によるオンライン診療

「人と顔を合わせずに治療を受けたい」という方でも、当院なら初診からオンライン診療でED治療薬をご自宅で受け取れる体制を整えております。お気軽にご相談ください。
・当院では初診・再診費用は不要で、ED治療薬だけのお支払い。
・お支払いは各種クレジット決済、ご来院の場合はPayPayもご利用いただきます。

基礎疾患やお薬について不明点があり、診察室で医師に直接相談したい、という方も大歓迎です。
診察予約は便利なインターネット診療予約をご利用ください。

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