~~~排尿時痛、残尿感、尿の回数が多い・尿がでにくいなどオシッコ症状の診察風景2例目~~~

  • 2025.03.17

2例目 70代男性 病名 前立腺肥大症・過活動膀胱・慢性前立腺炎 内科の基礎疾患も多い方です。 初診時の症状:排尿時痛・残尿感・回数が多い・1回量が少ない・尿が出にくいなど 内服を開始するも、慢性的な前立腺の炎症症状は、内科の基礎疾患・体調・冷えなどにより不安定です。今回は、排尿時痛がくすぶっており、尿検査で混濁もあったためお薬を追加。また、オシッコの間隔も短く、量が少ないため、膀胱の貯める力が不安定でありお薬の濃度を上げました。ただし、ご高齢の方は、内科のお薬が多...

EDの予防に必要な生活習慣の改善

  • 2025.02.18

EDの予防には、生活習慣の改善が非常に重要です。生活習慣病はEDの大きなリスクファクターとなるため、日々の生活を見直し、健康的な習慣を身につけることでEDのリスクを軽減することができます。具体的には、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、禁煙、そして過度な飲酒を避けることが大切です。これらの要素を総合的に改善することで、血管の健康を維持し、ホルモンバランスを整え、精神的なストレスを軽減し、EDを予防することに繋がります。 1.バランスの取れた食事 2.適度な運動 3...

~~~排尿時の違和感・尿がでにくいなどオシッコ症状の診察風景~~~

  • 2025.01.29

70代男性 病名 前立腺肥大症・慢性前立腺炎 初診時の症状:排尿時痛・違和感・残尿感・尿が出にくいなど この方は、前立腺が大きく、尿がでにくい。 また、排尿時の違和感や残尿感などの前立腺の炎症症状を認めていました。 内服を開始し、現在は、前立腺の真ん中の尿の通り道を拡げる事により尿の出方が改善し、その結果、慢性的な前立腺の炎症症状も改善しました。 ただし、今後、体調などにより前立腺の炎症症状が悪化する可能性はあり、その都度お薬を追加し排尿症状の管理を行い...

~~冷えているときに、すごく尿がでそうでトイレにかけこむ・1回量が少ない・間に合わなくて漏れる・尿がでにくいなど過活動膀胱に対する自分でできる冬場対策~~

  • 2025.01.29

1:飲水を抑えましょう!! ⇒夏は熱中症が怖いので飲水を勧めますが、冬は汗も少なく、その結果飲水量が増えればその分、尿の量が増え、回数が増えます。特に、過活動膀胱の方の膀胱は尿を貯める力が弱いので悪循環です。飲水以外に、アルコール・カフェイン・塩分・糖分なども控えましょう。 2:下腹部を暖めましょう!! ⇒膀胱は下腹部あたりにあります。腹巻やホッカイロを張るなど膀胱を暖めましょう。 効果が出る方もいます。ただし、火傷に注意です。 3:下肢の冷えも気を付けましょう!! ...

~典型的な膀胱がんの診断症例~

  • 2025.01.07

症例 80代 女性 突然、見た目で血尿を認め受診。 腹部エコーで、膀胱内に腫瘍を疑い膀胱鏡を施行。 結果、膀胱鏡で膀胱癌を発見し手術のため病院に紹介へ。 一番、スムーズな診断例です。 必ずしもこのように診断されるわけではないです。 しかし、早めに膀胱がんを見つければ、内視鏡だけの手術ですみます。 結果、膀胱全摘出を避けれます。 血尿を認めたときは早めに泌尿器科に受診しましょう。 https://youtu.be/oV...

~ED part 1 原因~

  • 2024.12.26

ED(勃起障害)は、陰茎の血流障害で起こります。 加齢とともに発症率が高まりますが、決して避けられないものではありません。 実は、生活習慣の改善やストレス管理によってEDを予防、または改善できる可能性があるのです。今回、具体的な予防策を「食事」「運動」「ストレス管理」の3つの側面からご紹介します。血管を健康に保つための具体的な食材や、効果的な運動方法、ストレス解消法、睡眠の質を高める方法など、すぐに実践できる内容が満載です。 EDの原因となる生活習慣病 生活習慣病はED...

当院での前立腺がんに対するホルモン療法の治療の流れ

  • 2024.12.20

当院で前立腺癌に対してホルモン療法を行っている患者さんの診療経過をYou tubeに載せました。下記の流れです。 1:看護師さんが患者さんを呼びに行き処置室へ誘導します。2:当院では、注射の種類によりますが少しでも注射した後に痛みを和らげるため先に、注射部位を冷やします。3:注射の前に、現状の前立腺癌の状態を前回の採血結果をもとに説明します。4:今回注射するところを、前回刺した部位から外すため、注射ノートで確認し、注射部位を消毒します。(これも注射の種類によります。)5:注射~ゆっくり投...

陰茎のブツブツで不安…真珠様陰茎小丘疹の症状と泌尿器科受診のタイミング

  • 2024.12.10

陰茎にブツブツができると、性感染症などの深刻な病気を疑い、不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、陰茎にできるブツブツの中でも特に多い「真珠様陰茎小丘疹」について詳しく解説します。真珠様陰茎小丘疹は良性の皮膚変化であり、基本的に治療の必要はありません。この記事を読むことで、陰茎のブツブツが真珠様陰茎小丘疹かどうかを自己判断するための知識、他の病気との見分け方、そして泌尿器科を受診すべきタイミングを理解することができます。具体的な症状や画像、他の疾患との比較、受診の流れ、セルフケア...

前立腺がんの薬物治療

  • 2024.10.30

前立腺がんは、男性に特有のがんであり、特に高齢者に多く見られます。日本においても、前立腺がんの罹患率は年々増加しており、早期発見と適切な治療が求められています。ここでは、前立腺がんの薬物療法について詳しく解説します。 前立腺がんの概要 前立腺は、男性の生殖器系に位置する臓器で、精液の一部を生成します。前立腺がんは、前立腺の細胞が異常に増殖することによって発生します。初期段階では無症状であることが多く、進行すると排尿困難や骨転移による痛みなどの症状が現れることがあります。前立腺がんの...

~陰茎にぶつぶつが、、、できものが、、、~

  • 2024.10.22

そのように訴えて実際に触診しますと、本当にブツブツやブツブツでなかったりと色々です。結局、実際にみてみなければわかりません。 触診して、それに応じて検査を行い治療していきます。 基本的に下記を疑います。 1:陰茎尖圭コンジローマヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因で、陰茎や陰嚢にイボ状の病変が生じます。性行為によって感染しやすく、放置すると病変が拡大することがあります。治療には薬剤塗布や切除が用いられます。 2:亀頭包皮炎亀頭や包皮が赤く腫れ、かゆみや痛みを伴う炎...