~陰茎にぶつぶつが、、、できものが、、、~

  • 2024.10.22

そのように訴えて実際に触診しますと、本当にブツブツやブツブツでなかったりと色々です。結局、実際にみてみなければわかりません。

触診して、それに応じて検査を行い治療していきます。

基本的に下記を疑います。

1:陰茎尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が原因で、陰茎や陰嚢にイボ状の病変が生じます。性行為によって感染しやすく、放置すると病変が拡大することがあります。治療には薬剤塗布や切除が用いられます。

2:亀頭包皮炎
亀頭や包皮が赤く腫れ、かゆみや痛みを伴う炎症です。不十分な洗浄や感染症が原因となる場合が多く、悪化すると排尿痛を引き起こします。抗菌薬やステロイド外用薬で治療します。

3:性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルス(HSV)が原因で、性器に水疱や潰瘍が生じ、痛みやかゆみを伴います。初感染時は全身症状を伴うこともあり、再発を繰り返しやすい病気です。抗ウイルス薬で症状の抑制を行います。

4:梅毒
梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)という細菌が原因で、初期には性器に硬いしこりが現れます。治療が遅れると全身に発疹が広がり、進行すると重大な合併症を引き起こします。早期発見とペニシリン系抗生物質による治療が重要です。

5:毛嚢炎など皮膚疾患
毛穴に細菌が感染することで、赤い発疹や膿疱が生じます。皮膚の摩擦や不適切なケアが原因になることもあります。軽度の場合は自然治癒しますが、重症化した場合は抗菌薬で治療します。

6:生理的なもの
個人差により見られる正常な状態で、ブツブツや小さな突起物が生じることがあります。例えば「真珠様陰茎小丘疹」など、病的ではなく治療の必要はありません。必要に応じて医師が判断し、患者へ説明を行います。

気になる方は泌尿器科に受診しましょう。

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