ED治療薬:レビトラ
レビトラは、世界で二番目に生まれたED治療薬で、2003年にドイツのバイエル社から発売されました。その翌年2004年に日本で認可を受け、同年6月に5mg錠と10mg錠が、少し遅れて2007年7月に20mg錠が発売されました。錠剤の形状は丸形で、淡いオレンジ色をしています。
バイアグラとの大きな違いは、「食事の影響を受けにくい」点です。
ただし、レビトラの説明書には「標準的な食事の影響がない」と記されており、さらに「総エネルギーに占める脂肪の割合が30%」という補足が付記されています。男性の標準的食事のエネルギーとされる700kcalまで、しかもその食事のうち脂肪の占める割合が30%までなら大丈夫ということです。
また、バイアグラでは期待するような効きめを得られなかった方が、レビトラを試してみたら効果が実感できたというケースも少なからず見受けられますので、バイアグラをうまく補助してくれる薬としての価値が高いと言えるでしょう。
レビトラの価格
バルデナフィル 10mg (レビトラのジェネリック) |
1,300円 |
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バルデナフィル 20mg (レビトラのジェネリック) |
1,800円 |
初診料・再診料:無料
※レビトラ錠の製造元であるバイエル薬品より現在生産が中止しております。 当院のレビトラ錠の在庫はなくなりました。 ご了承ください。レビトラをご希望の方はジェネリック薬『バルデナフィル』をご検討ください。
レビトラの作用機序(しくみ)
男性が性的刺激を覚えると、興奮した大脳からの指令が脊髄を経由して勃起中枢に伝わります。すると陰茎の細動脈壁からNO(一酸化窒素)が分泌され、cGMP(環状グアノシン一リン酸)という血管拡張物質が増加します。このcGMPの作用によって陰茎周辺部の血管が拡張して血流量が増え、海綿体に血液が流れ込んで陰茎は勃起します。
一方、これを阻害する(勃起を鎮める)物質にPDE5があります。EDになっている人では、このPDE5が多いため勃起を継続することができず、勃起が起こってもすぐに萎えてしまいます。レビトラは、その有効成分である「塩酸バルデナフィル水和物」がPDE5の作用を抑えるため、勃起とその継続を助けることができるのです。
レビトラ処方のできないケース(併用禁忌薬)
心臓病などのために性行為を禁じられている方や、狭心症の治療薬である硝酸剤や不整脈の薬(抗不整脈薬)を服用している方など、レビトラを処方できないケースがあります。また服用なさっている薬との飲み合わせが悪い場合もありますので、服用なさっている薬剤については、必ず受診時に医師に申告なさってください(薬剤名は受診時にわかるように、お薬手帳か薬自体を必ずご持参ください)。
レビトラの服用方法
レビトラは適切に服用しないと、期待した十分な効果が得られないことがあります。そうした事態を避けるために、下記のような服用方法をきちんと守ってください。
性行為の30分~1時間前に服用
レビトラには即効性があり、服用後15分程で効果が現われ始めます。しかし、服用後45分~1時間前後に効果のピークがくるため、性行為の30分~1時間前の服用をお勧めします。
レビトラの効果は、食事や飲酒の影響を受けにくいので、少量のアルコールや通常量の食事の後に服用することができます。ただし、過度の飲酒や脂っこい食事の後にレビトラを服用すると、効果が半減したり、効果の出る時間が遅れたりすることがありますので、空腹時であるに越したことはありません。そのため、食後2時間以降の服用が好ましいと言えます。
※グレープフルーツ(ジュース)を飲食した後にレビトラを服用すると、薬成分の血中濃度が上がり過ぎることがありますので、服用前にはそうした飲食を避けてください。
レビトラの副作用
ほてり、目の充血、頭痛、めまい、鼻づまりなどの副作用がみられることがあります。そうした症状が重かったり、レビトラの作用時間(5~10時間)を超えて長きにわたって効果が持続したりするようでしたら、医師にご相談ください。
- 男性泌尿科専門医によるカウンセリング
- ED治療薬の中から患者様に最も適したお薬を処方
- ED治療薬は1錠からでも処方可能
- 月、火、金曜日は夜19時まで診察(水曜日は20時まで)